ヨッシーパパの古本日記

本をいっぱい読みたいけど、お金がない。安く買った古本のレビューを中心に行っていきます。

メンタリストDaiGo氏 『週40時間の自由をつくる超時間術』の感想レビュー

 今回はメンタリストDaiGo氏の『週40時間の自由をつくる長時間術』を読みました。

 この本は近所の古本屋にて購入。最近の自分の読書のトレンドである時間術の本をチョイスしました。

f:id:yyoshipapa:20210902062012j:image

本の詳細

タイトル

 週40時間の自由をつくる超時間術

著者

 メンタリストDaiGo

出版社

 実務教育出版

初版発行日

 2018年4月10日

ページ数

 277ページ

定価

 1400円+税

古本価格(Amazone、楽天 送料無料)

 350円〜980円(R3.9.1 現在)

著者について(メンタリストDaiGo氏)

 慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国初発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換。企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動。

読んで欲しい人

 ・時間がない、やるべきことが多すぎると感じている人

 ・忙しい人は仕事ができると感じている人

読んで学べること

 ・時間不足に悩む本当の理由がわかる

 ・間違った時間感覚を正すための方法がわかる

 ・時間のプレッシャーから解放される方法がわかる

目次

 第1章 時間にまつわる3つの勘違い

 第2章 時間感覚を正す7つのフィックス

 第3章 それでも時間がないあなたに贈るストレス対策

 第4章 職場の「時間汚染」に打ち勝つ働き方

 第5章 自分の時間を取り戻す8週間プログラム

内容

あなたが「忙しい!」「時間がない!」と感じてしまう理由はどこにあるのでしょうか?

本当はもっと自由な時間があるはずなのに、なぜみんなそこまで余裕がないのでしょうか?

 本書では現代人は思ったよりも時間が足りていることを仕事時間のデータなどにより説明しています。その上で現代人が忙しい、時間が足りないと感じる理由として「時間が足りない」というゆがんだ時間感覚が「時間不足」の錯覚をもたらす真の原因であると述べています。

 本書では1)間違った時間感覚を正すための7つのフィックス(解決策)、2)どしても時間が足りないと感じる人のための数秒から数分で取り組めるストレス対策、3)職場での対応の方法、4)本書で紹介したテクニックを実践するための8週間プログラムという内容で、時間感覚のゆがみを正すための方法が説明されています。

感想

 本書は一般的な時間術の本とは違い、スケジュールの管理方法などの従来の時間術はのっていません。「現代人は時間に振り回されている」と断言した上で、「時間が足りない根本的な問題を解決し、時間に使われる奴隷のような状態を抜け出すこと」を目的として、そのための解決策が書かれています。書かれている解決策は多彩で、色んな角度からのメソッドがエビデンスとともに紹介されて、中には5秒以内で実践可能なものもあり日常生活に取り入れやすい印象です。

 本書にて一番に印象に残っている文言として

「忙しい」と口を出すたびに、あなたの意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなる。

こうなると予定した作業はどんどん遅れてしまい、本当に余っていたはずの時間が無意味に浪費されるわけです。

 読んでいて、ドッキリとさせられました。何かにつけて「忙しい」が口癖となっている人も多いと思います。「磯貝い」と口にすることだけではなく、過去に起きたことや、未来に起きることに、後悔や不安を持つことが、今行わなければならないことへの集中を阻害されていることに気付かされました。

 本書は読むだけでは意味をなさず、実践を行なってこそ意味をなすものだと感じました。今後は本書を含めて、ビジネス本に書いてあるメソッドを実践したレポートも本ブログにて紹介していきたいと考えています。

樺沢紫苑氏『読んだら忘れない読書術』の感想・レビュー

 今回は樺沢紫苑氏の『読んだら忘れない読書術』を読みました。

 以前読んだ同氏の『神・時間術』にて紹介されていたため、購入。読書法や時間術といった本が現在の私のトレンドです。

f:id:yyoshipapa:20210831053907j:image

本の詳細

タイトル

 読んだら忘れない読書術

著者

 樺沢紫苑

出版社

 サンマーク出版

初版発行年数

 2015年4月20日

ページ数

 250ページ

定価

 1500円+税

古本価格(Amazone、楽天 送料無料)

 444円〜650円(R3.8.30 現在)

著者(樺沢紫苑氏)

 1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。メールマガジン精神科医・樺沢紫苑 公式メルマガ」なお15万部いじゅを発信している。Facebook「いいね!」数は14万、Twitterフォロワー数は約12万。「日本で最もインターネットに詳しい精神科医」として雑誌、新聞などの取材も多い。

読んで欲しい人

 ・本を読んでもすぐ内容を忘れてしまうと感じている人

 ・読書を自己成長につなげたい人

読んで学べること

 ・記憶に残りやすい読書の仕方がわかる

 ・本を選ぶ参考になる

目次

 第1章 なぜ、読書は必要なのか?読書によって得られる8つのこと

 第2章 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本

 第4章 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践術

 第5章 「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術

 第6章 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍読書術

 第7章 「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方

 第8章 精神科医がお勧めする珠玉の31冊

内容

 本書にて読んだら忘れない読書術を以下のように定義されています。

「自己成長」が促進され、「考え方」だけでなく。実際に自分お「行動」が変化し、自分をとりまく現実が少しでも良くなるような読書

 そして本書では、ここで掲げられている「自己成長」と「行動変化」を引き起こす読書術について説明されています。

マーカーでラインを引いたり、メモをしたりしながら本を読むだけで、脳は何倍も活性化され、それだけで本の内容を記憶に残りやすくなあるのです。

 本書にて紹介されている本の内容を記憶に残すための一つの方法です。本書ではこのように読書したな内容を記憶に残すための方法が多数紹介されています。

読書は「たくさん読む」よりも「何を読むか」の方が、10倍重要です。

つまらない本を10冊読むことと、本当に良い本を1冊読むことと、どちらが自己成長に役立つでしょう。

いうまでもなく「本当に良い本を読むことです」

 本書では上記のように説明した上で、本の選び方についても解説されています。

感想

 本書の中で次のよう書かれています。

内容を覚えていなければ、速読しても意味がない。

最低限「内容を覚えている」「内容について議論できる」という「読書の質」を担保できなければ、どれだけ早く読んでも意味がないのです。

 この頃、「速く本を読むこと」にとらわれていました。読むスピードとはたくさん本を読んでいれば自然と身につくもの、速さ以上に記憶に残っているかどうかが重要だと述べられています。また速読よりも深読を目指せとも。これまで速く読むことを一つの基準にしていましたが、今後の本の読み方を考えさせられました。

 また本書においても読書を行なった後のアウトプットの重要性が、これでもかと述べられています。上記のマーカーを引くことに代表されるように、簡単なアウトプットから書かれています。今後読書をアウトプットにつなげたい人にも、多いに参考になるのではないかと思います。

 樺沢紫苑氏の本を読むのは本書にて2冊目になります。同氏の本は生活に生かせる実例やエビデンスが多く書かれており、実にわかりやすいです。またあ同氏の本は読んでみたいと思います。

内藤誼人氏『「人たらし」のブラック心理術の感想・レビュー

 内藤誼人氏の『「人たらし」のブラック心理術を読みました。

 この本は古本屋で見つけ、購入。黒い表紙と、タイトルのブラックという言葉が目につき購入を決めました。

f:id:yyoshipapa:20210829060125j:image

本の詳細

タイトル

 「人たらし」のブラック心理術

著者

 内藤誼人

出版社

 大和書房

初版発行日

 2005年9月30日

ページ数

 230ページ

定価

 1300円+税

古本価格(Amazone、楽天調べ)

 258円程度

著者について(内藤誼人氏)

 心理学者。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。有限会社アンギルド代表として、コンサルティング業務を行う一方、執筆業にも力を入れる心理学系アクティビスト。

読んで欲しい人

 ・身近な人を喜ばせたい人

 ・他人好かれたい人

読んで学べること

 ・誰からも愛される人生を送れる。

 ・人間関係が円滑になる。

目次

 第1章 人たらしになるための基本ルール

 第2章 会う人“すべて”に100%好印象を抱かせる方法

 第3章 人間関係の“危機的状況”をうまく乗り越える方法

 第4章 職場の雰囲気をガラリと変えるテクニック

 第5章 人を惹きつける「会話力」の磨き方

 第6章 人と「議論」するときに気をつけたいポイント

 第7章 ワンランク上の「人たらしを目指すために

内容

 人たらしになるための基本ルールや考え方が載っています。例えば…

人間関係というのは、私たちが考えている以上に、脆弱な基盤から成り立っている。

強固に見える人間関係だって、見せかけの強さで成り立っている。

たとえ、相手が「俺とお前は、本当の友達だよね」などと言ってきても、それを鵜呑みにせず、せっせと相手に尽くしたほうが、うまくいくことが多いのである。

 

人間関係を決めるのは、ビールのお酌をし忘れたとか、電話をすると言ってしなかったとか、皮肉な上田案を言ってしまった、というくらいの非常につまらないことが主な原因なのだそうだ。

私たちは、誰でも大きなことばかり注意しようとする。

しかし、本当に大切なのはもっと‘細かい“ことであることを覚えておいてほしい。

 また人たらしの対人テクニックも多く記載されています。

相手を言い負かしたところで、得るものは何もない。

だからこそ、相手と議論になりそうになったら、下手に口答えしないのがポイントである。

自分に何か問題があったときには、さっさと謝るのが「人たらし」の技術である。

 

「すいません、何度も申し上げているように、返品できないんです」

「返品はできないんです、すいません」

「とにかく、返品はできないんです」

このように同じセリフをうんざりするほど繰り返すのが、“壊れたレコード戦術”である。

相手から理由を求められても、理由に答えない。

とにかく、決められたセリフを何度もくり返すだけの作戦だ。

感想

 みなさんは「ひとたらし」の人にどういった印象を持っていますか?ひとたらしの人が行っている行為は周りの人には、他人に媚びているように見えてしまう時もあると思います。しかし本書読んでひとたらしであるためには、人間関係に対する日々の努力が必要であることが切実に感じることができます。

 また本書は人間関係を円滑にし、人生を生きやすくする方法や考え方が多々書かれています。周りの人に好印象を抱かせるための方法が散りばめられ、今までの自分の行動と比較すると大変に参考になると思います。

 

村山太一氏『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法』の感想・レビュー

 今回は村山太一氏の『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法』を読みました。

 この本はyahooかSmartNewsのどちらかは忘れましたが、紹介されていました。キャッチーなタイトルに惹かれて購入しました。

f:id:yyoshipapa:20210825065420j:image

本詳細

タイトル

 なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 偏差値37のバカが見つけた必勝法

著者

 村山太一氏

出版社

 飛鳥新社

初版発行日

 2020年8月29日

ページ数

 271ページ

定価

 900円+税

中古価格(Amazone、楽天 送料無料)

 744円(R3.8.24 現在)

著者について(村山太一氏)

 「レストラン ラッセオーナーシェフ。1975年新潟県生まれ。イタリア滞在8年、三つ星レストランの「ダルペスカトーレ」にて副料理長を務める。2011年5月「レストランラッセ」をオープン。一夜限りの野外レストラン「トレジャーディナー」や、JAXAが主催するISS関係国来賓を招いた日本初の大規模食事会を成功させる。

              (本書より一部抜粋)

読んで欲しい人

 ・チームマネージメントに悩んでいる人

 ・仕事をしながら幸せに生きたい人

本書にて学べること

 ・成功のための必勝法を学べる

 ・生産性の高いチームの作り方が学べる

目次

 第1章 超速で行動するサバンナ思考

 第2章 超速で成長するマヨネーズ理論

 第3章 MBAより成長する休日バイト

 第4章 幸せでフラットなチームが最強

 第5章 読書は最強のサバイバルツール

 第6章 いつの時代も夢をかなえるのはバカ

内容

その必勝法とは「落とし穴に落ちない」で「最短で成長する」というものです。

具体的には、この2つです。

・サバンナ思考…「危機感×気付き×即行動」のサイクルを高速で回す危機回避術

・マヨネーズ理論…一流や世界一のやり方をマネして丸パクリするショートカット術

 本書の第1章と第2章で成功のための必勝法である「サバンナ理論」と「マヨネーズ理論」に関して書かれています。

①上下関係がない

②セクション間の垣根がない

③常に全体最適

④手取り足取り教える

 著者がたどり着いた生産性が高いチームとして上の4つの特徴が挙げられています。またこのようなチームにしていくため完コピを強要することの危険性や、方向性や役割分担の重要性、マニュアルの必要性や作成するときの注意点などが書かれています。

感想

 分かりやすく成功の必勝法とチームマネージメントが書かれた本

 本書は主に筆者の成長や成功の元になった必勝法の紹介と、この必勝法をチーム(お店のスタッフ)に根付かせる方法について書かれています。

 本書の中で「自走するチームが一番強い」と筆者は述べています。自走するチームとはメンバーが自分で考え、行動できるチームです。私も普段の仕事において、本書で言うところの自走するチームを一つの理想的なチームとして考えています。しかしこう言ったチームを作ることはとても難しく、日頃から試行錯誤しています。そんな中、本書における自走するチームをできるまでの過程にはとても興味深く感じました。

 本書は著者の半生が描かれており、大変共感しやすい本になっています。またサバンナ理論やマヨネーズ理論に代表されるように、著者特有の表現が堅苦しくなく、とっつきやすい本になっています。仕事を通じて幸せを掴みたい人や、チームマネージメントに悩んでいる人にぜひ読んで欲しい本です。堅苦しくなく、分かりやすくなっているので、「ビジネス書は難しいことが書いてあるから嫌だ」と感じている人にもぜひ手に取って欲しいです。

 

 

斉藤英治氏 『王様の速読術ー1冊30分でも必要な知識は吸収できる』の感想・レビュー

 斉藤英治氏の『王様の速読術ー1冊30分でも必要な情報は吸収できる』を読みました。

 本を今よりも早く、たくさん読みたい。そんな時に手にしたのが本書です。正直言って速読は難しそうだし、ちょっとという気持ちで読み始めました。

f:id:yyoshipapa:20210823081211j:image

本の詳細

タイトル

 王様の速読術ー1冊30分でも必要な知識は吸収できる

著者

 斉藤英治氏

出版社

 ダイヤモンド社

初版発行日

 2006年5月11日

ページ数

 220ページ

定価

 1429円+税

古本価格(Amazone、楽天 発送料無料)

 328円〜351円(R3.8.22 現在)

著者について(斉藤英治氏)

 1940年、山形市生まれ。東北大学卒業。医学博士。健康英知研究所所長。日本綜合医学会常任理事を兼任。こころとからだの健康向上と脳力開発の研究をライフワークとし、こころを豊かにする読書法や能率学を研究、教育にも力を入れている。

                (本書より抜粋)

読んで欲しい人

 ・本を早く読みたい人

 ・本を読むことに途中で挫折しがちな人

 ・今までなんとなく本を読んでしまっている人

本書を読んで学べること

 ・本を読む意義について考えられる

 ・本の読み方の一助となる

 ・本の種類による、読み方がわかる

 ・読んだ後のアウトプットの重要性がわかる

目次

 第1章 ワシには30分しかないのじゃ!

 第2章 30分で一冊を読破ー王様の速読術

 第3章 目的別に速読術を使いこなす術

 第4章 錬金術でアウトプットしよう

 第5章 大王様への道

内容

 本書は明るい国の王様と、隣国の暗い国のクラゾーとの会話を中心に展開されます。明るい国の王様が筆者、いつも「本を読む時間がない」と本書にすがった読者という図式かなと思います。

本を読むことが目的ではない、ということ。

読書は情報を得て、それを知識として身につけることが目的なのじゃ。

 本を読むこととは、いったいなんなのでしょうか?小学校から一字一句しっかりと読む訓練を行っています。読書は一字一句読むこととが目的ではなく、知識を身につけることが目的です。

主体は自分。本の家来から脱出すべし。

 

初めての謁見は平等主義でもいいのじゃよ。

その代わり、1冊につき30分とする。

その間に本の持つ情報、知識の重要さを見抜くのじゃ。

 本を売るために、出版社や書店が様々なうたい文句を本につけています。主体性がない人はその言葉だけに振り回されて本を選び、長時間付き合ってしまいます。それにより貴重の時間が失われてしまいます。とりあえずは一冊30分と時間を決めて読むこと。30分で読むためにも自分がその本を読む目的を理解し、主体的に読むことが重要です。

王様の速読術では、30分の速読時間を三段階に分けて考える。

第一段階では、プレビューを5分間行う。

第二段階では、5分間で全ページを写真読みしていく。

第三段階では、残り20分を使ってスキミング法で読んでいく。

これで合計たった30分で、一冊読むのである。

 王様の速読術では三段階に分けて速読術を考えています。また各段階における細かい方法も分かりやすく解説されています。

「とにかく速く本を読む」ことは目指していない。

「短時間に必要な情報を獲得すること」を目指している。

 上記のことを念頭に置いた上で本を読む目的ごとの速読術の使い方も解説されています。

感想

 本を読む目的と、本の読み方について考えさせてくれる本。

 私自身は速読術とは無縁。本を少しでも速く読めればいいなという安易な考えで本書を手にしました。

 本書は速読術の本ではありますが、本を読む上での目的について多く書かれています。「本読むことは、目的ではない。読書は情報を得て、それを知識として身につけることが目的なのじゃ」。本を読むことで満足していた自分への戒めのような言葉に、ハッとさせられる思いになりました。

 本を早く読みたい人だけではなく、本を読むことだけで満足している人にも読んで欲しい本です。

成毛眞氏 『インプットした情報をお金に変える 黄金のアウトプット術』の感想・レビュー

 最近、「ただ本を読んでいるだけでいいのか」という疑問を持つようになりました。「本を読んでいるだけで本当に自分は成長できているのか」と。そんな時に出会ったのが本書になります。

f:id:yyoshipapa:20210822075131j:image

本の詳細

タイトル

 インプットした情報を「お金」に変える 黄金アウトプット術

著者

 成毛眞

出版社

 ポプラ新書

初版発行日

 2018年4月9日

定価

 800円+税

古本価格(Amazone、楽天 送料無料)

 375円〜379円(R3.8.22 現在)

著者について(成毛眞氏)

 1955年北海道生まれ。中央大学商学部卒業。1986年日本マイクロソフト株式会社入社。1991年同社代表取締役社長就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社・インスパイア設立。2010年書評サイト「HONZ」を開設。

             (本書より一部抜粋)

読んで欲しい人

 ・インプットのみで満足している人

 ・アウトプットしたいけど方法がわからない人

 ・アウトプットする自信がない人

本書を読んで学べること

 ・アウトプットの必要性や意義を理解できる

 ・アウトプットの方法が具体的に理解できる

 ・アウトプットができるかもと思わせてくれる

 ・アウトプットをしてみたくなる

目次

第1章 アウトプット時代の到来 インプットは、もう終わりだね!

第2章 書くアウトプットは一番楽 書ければ、必ずお金になる!

第3章 やるほど上手くなる!話すアウトプット術 説得、プレゼン、雑談のコツ

第4章 印象を操作する「見た目」のアウトプット術 戦略的ビジュアル系のすすめ

第5章 インプットするなら「知識」ではなく「技法」 日常に潜む優良インプットソース

第6章 アウトプットを極上にする対話術 コミュ力は今からでも上げられる

内容

インプットの時代はもう終わっている。

これからの時代は得た知識や情報を、カタチにできる者だけが生き残っていく。

 日本の大人はアウトプットが不足していると述べた上で、アウトプットの必要性について述べられている。また、アウトプットしないとアウトピットは上達しないし、アウトプットしないと才能の発見のロスにつながるとも述べられている。

アウトプットを意識的に行なっているビジネスパーソンは極小だ。

私の実感としては全体の0.1%にも満たない。

となるとアウトプットするだけで、圧倒的多数の他者と簡単に差別化が図れることとなる。

 本書ではアウトプットの敷居を下げてくれる言葉が所々に散りばめられている。上手い・下手ではなく、始めることが重要だと気付かされる。

アウトプットしながら生き残っていくためには、まず「書けること」が大前提になる。

 

社会人が書くべき文章、また、求められる文章とはどのようなものかというと、ズバリ、紹介文だ。

 

紹介文は誰にでも書ける。

才能がなくてもある程度のところまでいく。

ただほんの少し、テクニックが必要。

 書くアウトプットの方法がわかりやすく書かれています。書く上でのポイント、書く際のテンプレート、修正の方法など。かなり分かりやすく、読むことでアウトプットの敷居を下げる手助けとなります。

感想

 得た情報をどう発信して、お金に変えるのか、その根幹となる考え方やテクニックをまとめた本』

 読み終わっての最初の感想は「俺にもアウトプットいけるかも」です。本書は内容にも書かせていただきましたが、アウトプットの敷居をこれでもかと下げてくれます。「アウトプットしないと、アウトプットは上達しないのだ」。まずはアウトプットをしようとして行動に移すことの重要性に気付かされました。

 また本書では書くアウトプットの方法について具体的に述べられています。本ブログにおいても書き方の参考にさせていただきました。

 自分は各アウトプットに興味があったことから、内容においてもそのことを中心にレビューさせていただきましたが、他のアウトプットの方法も分かりやすく書かれています。

 本書を読み、アウトプットに挑戦してみませんか?

 

 

 

 

田村耕太郎氏『頭に来てもアホとは戦うな!』の感想・レビュー

 田村耕太郎氏著の『頭に来てもアホとは戦うな!』という本を読みました。

 日頃から自分の欠点として、「アンガーコントロールがそこまで上手くない」ということが挙げられます。アンガーコントロールが上手く出来ずに、後悔したことも多々あります。そんな時に『頭にきてもアホと戦うな』というストレートなタイトル、帯のひろゆき氏のコメントに惚れて買いました。

f:id:yyoshipapa:20210819063719j:image

本の詳細

タイトル

 頭に来てもアホとは戦うな!

 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法

著者

 田村耕太郎

出版社

 朝日新聞出版

初版発行日

 2014年7月30日

ページ数

 221ページ

定価

 1300円+税

古本価格(Amazon's、楽天 送料無料)

 337円〜340円(R3.8.19 現在)

おすすめの人

 ・責任感・正義感が強い人

 ・嫌なことがあるとやり返してやろうとよく感じる人

内容

 自分にこう問いかけてみてほしい。

 怒りや悩みで時間を無駄にしていないか?

 他人の目ばかり気にしていないか?

 本当にすべきことに全力を注いでいるか?

              (本書より抜粋)

第1章 アホと戦うのは人生の無駄

第2章 臆病のための戦力的コミュニケーションのススメ

第3章 どんな強者でも味方にする“人たらし”の技術

第4章 権力と評価の密接な関係

第5章 他人の目を気にするな

最終章 アホとではなく自分と戦え

感想

他人に流されずに自分らしく生きるための本

 タイトルのインパクト、帯に書いてある「ひろゆき絶賛」、「堀江貴文、感動!」を受けて、期待値が高めの状態にて購入。その期待値を優に超える内容に感動しています。購入して1ヶ月にて3回読み返すありさま。

 冒頭で著者は「時間もエネルギーもタイミングも、たった一度の人生を思い切り歐歌するための限られた財産である。それを「アホと戦う」というマイナスにしかならない使い方で浪費するなと言いたいのだ。」、「その限られた時間とエネルギーを一度しかない大切な人生を輝かせることん使って欲しいのだ」と述べている。この冒頭の著者からのメッセージが正にこの本のキーワードだと感じました。

 私自身アンガーコントロールが上手く出来ずに失敗したことは多々。変な正義感もあり、そのことで摩擦を引き起こしたこともあります。しかし今思ってみると、このようなことは自分の人生やその時の目標の達成という観点で考えてみると、本当に時間の無駄であったと気付かされました。

 本著では著者の実体験も交えながら、アホの相手をしなくてもすむ方法や、周りの人を味方にすr為の方法が書かれています。「戦うべきなのは‘アホと戦う’アホなことを考えてしまう自分のみ。」「アホと戦わない生き方こそ、あなたがあなたらしくあることができ、あなたが目指す目標により近づけることになるのだ。」、自分の人生をより大事に生きるための参考にするために本書を読んでみてはいかがでしょうか。