内藤誼人氏『「人たらし」のブラック心理術の感想・レビュー
内藤誼人氏の『「人たらし」のブラック心理術を読みました。
この本は古本屋で見つけ、購入。黒い表紙と、タイトルのブラックという言葉が目につき購入を決めました。
本の詳細
タイトル
「人たらし」のブラック心理術
著者
内藤誼人氏
出版社
大和書房
初版発行日
2005年9月30日
ページ数
230ページ
定価
1300円+税
古本価格(Amazone、楽天調べ)
258円程度
著者について(内藤誼人氏)
心理学者。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。有限会社アンギルド代表として、コンサルティング業務を行う一方、執筆業にも力を入れる心理学系アクティビスト。
読んで欲しい人
・身近な人を喜ばせたい人
・他人好かれたい人
読んで学べること
・誰からも愛される人生を送れる。
・人間関係が円滑になる。
目次
第1章 人たらしになるための基本ルール
第2章 会う人“すべて”に100%好印象を抱かせる方法
第3章 人間関係の“危機的状況”をうまく乗り越える方法
第4章 職場の雰囲気をガラリと変えるテクニック
第5章 人を惹きつける「会話力」の磨き方
第6章 人と「議論」するときに気をつけたいポイント
第7章 ワンランク上の「人たらしを目指すために
内容
人たらしになるための基本ルールや考え方が載っています。例えば…
人間関係というのは、私たちが考えている以上に、脆弱な基盤から成り立っている。
強固に見える人間関係だって、見せかけの強さで成り立っている。
たとえ、相手が「俺とお前は、本当の友達だよね」などと言ってきても、それを鵜呑みにせず、せっせと相手に尽くしたほうが、うまくいくことが多いのである。
人間関係を決めるのは、ビールのお酌をし忘れたとか、電話をすると言ってしなかったとか、皮肉な上田案を言ってしまった、というくらいの非常につまらないことが主な原因なのだそうだ。
私たちは、誰でも大きなことばかり注意しようとする。
しかし、本当に大切なのはもっと‘細かい“ことであることを覚えておいてほしい。
また人たらしの対人テクニックも多く記載されています。
相手を言い負かしたところで、得るものは何もない。
だからこそ、相手と議論になりそうになったら、下手に口答えしないのがポイントである。
自分に何か問題があったときには、さっさと謝るのが「人たらし」の技術である。
「すいません、何度も申し上げているように、返品できないんです」
「返品はできないんです、すいません」
「とにかく、返品はできないんです」
このように同じセリフをうんざりするほど繰り返すのが、“壊れたレコード戦術”である。
相手から理由を求められても、理由に答えない。
とにかく、決められたセリフを何度もくり返すだけの作戦だ。
感想
みなさんは「ひとたらし」の人にどういった印象を持っていますか?ひとたらしの人が行っている行為は周りの人には、他人に媚びているように見えてしまう時もあると思います。しかし本書読んでひとたらしであるためには、人間関係に対する日々の努力が必要であることが切実に感じることができます。
また本書は人間関係を円滑にし、人生を生きやすくする方法や考え方が多々書かれています。周りの人に好印象を抱かせるための方法が散りばめられ、今までの自分の行動と比較すると大変に参考になると思います。