樺沢紫苑氏『読んだら忘れない読書術』の感想・レビュー
今回は樺沢紫苑氏の『読んだら忘れない読書術』を読みました。
以前読んだ同氏の『神・時間術』にて紹介されていたため、購入。読書法や時間術といった本が現在の私のトレンドです。
本の詳細
タイトル
読んだら忘れない読書術
著者
樺沢紫苑
出版社
初版発行年数
2015年4月20日
ページ数
250ページ
定価
1500円+税
古本価格(Amazone、楽天 送料無料)
444円〜650円(R3.8.30 現在)
著者(樺沢紫苑氏)
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。メールマガジン「精神科医・樺沢紫苑 公式メルマガ」なお15万部いじゅを発信している。Facebook「いいね!」数は14万、Twitterフォロワー数は約12万。「日本で最もインターネットに詳しい精神科医」として雑誌、新聞などの取材も多い。
読んで欲しい人
・本を読んでもすぐ内容を忘れてしまうと感じている人
・読書を自己成長につなげたい人
読んで学べること
・記憶に残りやすい読書の仕方がわかる
・本を選ぶ参考になる
目次
第1章 なぜ、読書は必要なのか?読書によって得られる8つのこと
第2章 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本
第4章 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践術
第5章 「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術
第6章 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍読書術
第7章 「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方
第8章 精神科医がお勧めする珠玉の31冊
内容
本書にて読んだら忘れない読書術を以下のように定義されています。
「自己成長」が促進され、「考え方」だけでなく。実際に自分お「行動」が変化し、自分をとりまく現実が少しでも良くなるような読書
そして本書では、ここで掲げられている「自己成長」と「行動変化」を引き起こす読書術について説明されています。
マーカーでラインを引いたり、メモをしたりしながら本を読むだけで、脳は何倍も活性化され、それだけで本の内容を記憶に残りやすくなあるのです。
本書にて紹介されている本の内容を記憶に残すための一つの方法です。本書ではこのように読書したな内容を記憶に残すための方法が多数紹介されています。
読書は「たくさん読む」よりも「何を読むか」の方が、10倍重要です。
つまらない本を10冊読むことと、本当に良い本を1冊読むことと、どちらが自己成長に役立つでしょう。
いうまでもなく「本当に良い本を読むことです」
本書では上記のように説明した上で、本の選び方についても解説されています。
感想
本書の中で次のよう書かれています。
内容を覚えていなければ、速読しても意味がない。
最低限「内容を覚えている」「内容について議論できる」という「読書の質」を担保できなければ、どれだけ早く読んでも意味がないのです。
この頃、「速く本を読むこと」にとらわれていました。読むスピードとはたくさん本を読んでいれば自然と身につくもの、速さ以上に記憶に残っているかどうかが重要だと述べられています。また速読よりも深読を目指せとも。これまで速く読むことを一つの基準にしていましたが、今後の本の読み方を考えさせられました。
また本書においても読書を行なった後のアウトプットの重要性が、これでもかと述べられています。上記のマーカーを引くことに代表されるように、簡単なアウトプットから書かれています。今後読書をアウトプットにつなげたい人にも、多いに参考になるのではないかと思います。
樺沢紫苑氏の本を読むのは本書にて2冊目になります。同氏の本は生活に生かせる実例やエビデンスが多く書かれており、実にわかりやすいです。またあ同氏の本は読んでみたいと思います。