メンタリストDaiGo氏 『週40時間の自由をつくる超時間術』の感想レビュー
今回はメンタリストDaiGo氏の『週40時間の自由をつくる長時間術』を読みました。
この本は近所の古本屋にて購入。最近の自分の読書のトレンドである時間術の本をチョイスしました。
本の詳細
タイトル
週40時間の自由をつくる超時間術
著者
メンタリストDaiGo
出版社
実務教育出版
初版発行日
2018年4月10日
ページ数
277ページ
定価
1400円+税
古本価格(Amazone、楽天 送料無料)
350円〜980円(R3.9.1 現在)
著者について(メンタリストDaiGo氏)
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国初発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換。企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動。
読んで欲しい人
・時間がない、やるべきことが多すぎると感じている人
・忙しい人は仕事ができると感じている人
読んで学べること
・時間不足に悩む本当の理由がわかる
・間違った時間感覚を正すための方法がわかる
・時間のプレッシャーから解放される方法がわかる
目次
第1章 時間にまつわる3つの勘違い
第2章 時間感覚を正す7つのフィックス
第3章 それでも時間がないあなたに贈るストレス対策
第4章 職場の「時間汚染」に打ち勝つ働き方
第5章 自分の時間を取り戻す8週間プログラム
内容
あなたが「忙しい!」「時間がない!」と感じてしまう理由はどこにあるのでしょうか?
本当はもっと自由な時間があるはずなのに、なぜみんなそこまで余裕がないのでしょうか?
本書では現代人は思ったよりも時間が足りていることを仕事時間のデータなどにより説明しています。その上で現代人が忙しい、時間が足りないと感じる理由として「時間が足りない」というゆがんだ時間感覚が「時間不足」の錯覚をもたらす真の原因であると述べています。
本書では1)間違った時間感覚を正すための7つのフィックス(解決策)、2)どしても時間が足りないと感じる人のための数秒から数分で取り組めるストレス対策、3)職場での対応の方法、4)本書で紹介したテクニックを実践するための8週間プログラムという内容で、時間感覚のゆがみを正すための方法が説明されています。
感想
本書は一般的な時間術の本とは違い、スケジュールの管理方法などの従来の時間術はのっていません。「現代人は時間に振り回されている」と断言した上で、「時間が足りない根本的な問題を解決し、時間に使われる奴隷のような状態を抜け出すこと」を目的として、そのための解決策が書かれています。書かれている解決策は多彩で、色んな角度からのメソッドがエビデンスとともに紹介されて、中には5秒以内で実践可能なものもあり日常生活に取り入れやすい印象です。
本書にて一番に印象に残っている文言として
「忙しい」と口を出すたびに、あなたの意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなる。
こうなると予定した作業はどんどん遅れてしまい、本当に余っていたはずの時間が無意味に浪費されるわけです。
読んでいて、ドッキリとさせられました。何かにつけて「忙しい」が口癖となっている人も多いと思います。「磯貝い」と口にすることだけではなく、過去に起きたことや、未来に起きることに、後悔や不安を持つことが、今行わなければならないことへの集中を阻害されていることに気付かされました。
本書は読むだけでは意味をなさず、実践を行なってこそ意味をなすものだと感じました。今後は本書を含めて、ビジネス本に書いてあるメソッドを実践したレポートも本ブログにて紹介していきたいと考えています。